消費者金融の口コミ情報を探っていると、
あの消費者金融は紹介屋らしい
との噂を目にすることがあります。
消費者金融の紹介屋って、いったい何を紹介してくれるのでしょう?
紹介屋が言う「もっと良い会社」とは
中小消費者金融や街金などでは、担当者が申込者と話をして審査を進めます。
紹介屋が待ち構えているような金融業者にいく人というのは、そもそも多重債務者だったり、債務整理直後であったりする場合が往々にしてあります。
俗にいうブラックリストの方々ですね。
中小消費者金融の中にはブラックリストでも融資をする業者もいるにはいますが、時には
うちではなく別の、もっと良い会社をご紹介をしますよ
と言ってくる場合があります。
おいおい、もっと良い会社ってなんだ?
と、なりますよね?
紹介された先はヤミへの入り口
彼らが金融事故者に対して紹介するのは、高金利のヤミ金業者です。
ヤミ金は無法地帯であり、審査は無関係ですから、簡単に貸してくれます。
信用情報が最悪なレベルまで落ちてどこからも借りられない客ならば、ヤミ金を紹介すれば簡単に飛びつくという計算です。
ただし、金利はとんでもない高さです。
紹介元の中小消費者金融(正規です)では、ヤミ金に紹介したことで、客がヤミ金から借入をして返済があればマージンを受け取る関係になっているという仕組みです。
紹介屋が紹介してくれる「もっと良い」消費者金融とはいうのは、要するに「もっと金利が高い」消費者金融、もしくはもっと怖いヤミ金業者でした、というオチです。
あなたの個人情報もヤミに流れる
紹介と同時に、その客の個人情報がヤミ金業者に提供されます。
一つのヤミ金業者に提供された個人情報は、あっという間に多くのヤミ金にも共有されてしまいます。
多くの中小消費者金融が真っ当な営業を行っている一方で、紹介屋と噂されるごく一部の業者では、いまだにこうしたヤミ行為が行われています。
その背景には、高い金利でも借り入れができるのなら申込をしてしまうブラックリストな人たちの存在があるからです。
行き詰まっている状況で救いの手を差し伸べられた人たちは、その瞬間には「審査もない良い金融業者の紹介をしてもらった」と思ってしまうでしょうが、改めて言うまでもなく、このようなヤミ金では年率1000%という金利になることもザラなのです。
中小消費者金融の申込をして「もっと良いところを紹介」と言われた時には、ヤミ金の紹介だと思って警戒した方が賢明です。
紹介屋が待ち構える怪しい世界
紹介屋が暗躍するのは中小証拠者金融の中でもごく一部、いわゆるヤミ金との境界線ぎりぎりの世界でのお話です。
大手消費者金融に関してはありえない話ですのでご安心ください。
現在の大手消費者金融のシステムでは、申込の際に担当者と直接話をする機会すらないので、何かを「紹介」される心配はありません。
中小消費者金融も、その多くは堅実な営業で長年の実績と信頼を積み重ねている企業ばかりです。
怖いのはごく一部の、境界スレスレスの業者だけです。
悪い業者に引っかからないためにも、事前の情報収集は欠かせませんね。