3つの個人信用情報機関について

個人信用情報機関は現在3つの期間があります。
以前は5つもありましたが、統廃合により現在は3つとなっています。

株式会社日本信用情報機構

JICCの名前で通用します。
一番古い個人信用情報機関であり、消費者金融系の信用情報機関です。
全国信用情報センター連合会、テラネット、CCBが統合して、平成18年に新しく指定信用情報機関として指定されました。
ちょうど貸金業法(消費者金融系の法律)が改正された年です。

ここの特徴は、同日の多重申し込みなどがリアルタイムで反映される点です。

要するに、信用情報としては、より厳格な部類になっていると考えられています。

CREDIT INFORMATION CENTER

CICの名前で通用します。
クレジットカード会社と信販会社の加盟が多いです。

クレジットカードのキャッシング枠の信用情報として、銀行系金融機関などが加盟していますが、最近では消費者金融なども加盟率が上がっています。

毎月1回以上の登録内容の更新の義務があります。
現在、7億件近くの個人信用情報を管理していると言われています。

また、JICCとCICは、FINEというネットワークで契約情報の一部を共有しています。
つうつうの仲ということでしょう。

全国銀行協会

全国銀行個人信用情報センター、JBAの名前で通用します。
こちらは銀行全般と銀行系カードローンの保証会社などが加盟しています。
農協なども加盟していて、情報量は1万件程度です。

自己破産の官報情報管理もしていて、金融事故の情報記録が10年と長いのが特徴です。

3つの個人信用情報機関に加盟しているところが多い

現在大手も中小も金融業者では、3つの個人信用情報機関に加盟しているところがほとんどです。
要するに、信用情報での逃げ場がなく、どんな信用情報も見逃さない体制になっています。

ちなみに、個人信用情報機関には加盟していない金融業者も中にはありますが、そういったところでは、闇金の場合が多いです。
闇金とは違法業者であり、高い金利で暴利な経営をしているところです。
ですから、信用情報が照会されないから、というところの申し込みはしないことです。